システム最大消費電力の2倍
PCの電源は、システムが消費する電力の約2倍ほどの電力を用意する必要がある。
最大消費電力の2倍の電力が必要な理由は、「電気変換効率」「劣化防止」「拡張性」などの理由がある。
安定してPCを稼働させるには、電源には余裕がある方が良い。
電気変換効率
最低レベルでも、電気変換効率は80%ほど。
最高レベルでも、電気変換効率は90%ほど。
電気変換効率80%→電源800W→160Wのロス(熱など)→実質電源640W
電気変換効率90%→電源800W→80Wのロス(熱など)→実質電源720W
電源ユニットの劣化防止
電源は、常にフルパワーで使うと、部品に負荷がかかり、発熱により劣化が早まる。
なので使用する消費電力以上の電力が供給できる電源を選ぶ必要がある。
電源は最大消費電力が大きいほど良いことになる。
将来的な拡張を視野に入れる
現在の使用電力ギリギリで電源を購入すると、将来に拡張する時に電源が足りなくなる可能性が出てくる。
時代が進むと、新しい技術が生まれ、必要な部品が出てくるのは必然な流れ。
将来の必要性を考えると、少し大きめの電源を購入する方が良い。
各バーツの消費電力
部品 | 消費電力 | 個数 | 合計消費電力 |
CPU(プロセッサ) | 100W | 1 | 100W |
マザーボード | 50W | 1 | 50W |
メモリ | 8W | 4 | 32W |
HDD(ハードディスク) | 20W | 2 | 40W |
SSD | 5W | 2 | 10W |
グラフィックカード | 120〜250W | 1 | 250W |
DVDドライブ | 25W | 1 | 25W |
冷却ファン | 4W | 3 | 12W |
合計 | 519W |
必要電源電力量 | 1038W |
普通にPCを自作しても、最低でも800Wほどの電源は必要。
拡張できるようにしておくには、1000Wほどの電源を選ぶのが無難な気がする。